よく知られている2社間ファクタリング!!それにもう1つ会社が関係するとどうなる?
なぜ?ファクタリングには2社間と3社間が存在する
ファクタリングは企業がファクタリング会社に売掛金を買取ってもらい、現金を素早く手に入れる手段です。
つまり企業とファクタリング会社の間で売買が行われるシステムです。
これにファクタリング利用企業の売掛先企業が加わったのが3社間ファクタリングとなります。
ではなぜこのような流れが生じるのか、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングのメリットとデメリットについて見ていくことにしましょう。
2社間ファクタリングのメリット、デメリット
「ファクタリング」と聞いて多くの人が思い浮かべるのが2社間ファクタリングでしょう。
上記でも少し触れましたが、これは企業とファクタリング会社の2社間で行われるために、契約が比較的スムーズに行われるというメリットを有しています。
そのため少しでも早く現金を手にしたいというケースでは、一般的には2社間ファクタリングの方が有利です。
またファクタリングを行ったという事実は利用企業とファクタリング会社だけのシークレットとすることができるために、企業の資金状況などが外部に漏れることはありません。
しかし手数料は3社間ファクタリングよりも高くなるのが一般的であり、その分儲けが少なくなります。
3社間ファクタリングのメリット、デメリット
利用企業、ファクタリング会社、そして売掛先の3社によるファクタリングですが、このようなケースでは手数料が低く設定されるのが一般的です。
その理由はファクタリング会社が売掛先と容易に連絡を取ることができ、売掛金の存在を確認できることにあります。
そのため未回収のリスクは少なく、その分手数料を低く設定できるのです。
これは3社間ファクタリングの最大のメリットです。
しかし契約には3社が関係するために、2社間で行われるファクタリングに比べると時間がかかってしまいます。
また売掛先に資金状況がばれてしまうというデメリットも有しており、企業のイメージダウンにつながることもあります。
3社間ファクタリングを行う場合、関係する取引先などに誤解がないよう、状況を説明する必要が生じることもあります。
メリットとデメリットを比較して決定
これまで見てきたように2社間ファクタリングと3社間ファクタリングにはそれぞれメリットとデメリットが存在します。
どちらを選択するかで迷った場合、それぞれを見比べてふさわしいものをチョイスできます。
ちなみに3社間ファクタリングの場合、手数料は1%から9%ほどとなり、2社間ファクタリングに比べるとかなり安くなります。
「とにかく手数料を安く抑えたい」という場合、3社間の方がいいかもしれません。
しかし情報漏洩を気に掛けるなら、2社間ファクタリングの方が安全です。